文具王のScanSnap スーパー活用術⑤「スキャンの助っ人文具編」

 

文具王のScanSnap スーパー活用術
⑤「スキャンの助っ人文具編」
文房具ライター/文具王文具王のScanSnap スーパー活用術⑤「スキャンの助っ人文具編」文房具ライター/文具王


こんにちは、文具王です。
文具王のScanSnapスーパー活用術。
今回のテーマは、テレワークを快適にするスキャンの強力な助っ人文具です。


テレワーク、自宅で仕事をすると、なんだかんだで紙は増えるものです。
そんなときにもScanSnap。増えた紙はScanSnapでどんどんスキャンしてしまえば、データとして活用できるだけでなく、生活の場である自宅に、「とりあえず取っておく」という紙を増やさなくて済みます。


ただ、ScanSnapシリーズは、1枚ずつバラバラの紙に対しては非常にパワフルでスピーディーにスキャンすることができますが、綴じられた冊子状の紙をそのままスキャンすることができません。そこで、ScanSnapの機能を最大限に発揮させる為には、その前準備として、冊子状の書類をバラバラにする作業が欠かせません。


ということで、今回は、ScanSnapと組み合わせると便利な文房具・道具を3つご紹介いたします。



スキャナー製品情報|スキャナーならScanSnap

【スキャンの助っ人文具 その1】
「はりトルPRO」サンスター文具
【スキャンの助っ人文具 その1】「はりトルPRO」サンスター文具


まずはホッチキスで止められた書類。
ホッチキスの針を外すのに便利な道具が、この、はりトルPRO。プライヤー型で、握ると先端のクチバシ状の部分が閉じるようになっています。クチバシは、下が三角形で、上がツメのようになっています。この下の三角形の部分を針の下に滑り込ませてハンドルを握ると、上からツメがおりてきて、針を曲げて引き抜きます。普通のホッチキス止めの書類ならとても簡単に針を外すことができます。


次にホッチキスと言えば、雑誌などによく見られる中とじ製本。金属の針で背の部分が綴じられていますが、基本的な構造はホッチキスと全く同じですので、同じようにはりトルPROで外すことができます。ただし、針の足が長いので、針をしっかり掴んだら左右にグッ、グッと捻って一本ずつ針を抜いていきます。



これでもう針が取れていますので、雑誌がバラバラの状態にはなっています。ただし、まだこの状態だと、左右のページが中央で折れていてつながっているのでこのままではスキャンできませんから、ここを切り離す必要があります。


つぎは、この半分に折れた中央部分を切るのに最適な文房具をご紹介します。



【スキャンの助っ人文具 その2】
「HA-302 ペーパーナイフ 連続伝票用フラット」コクヨ
【スキャンの助っ人文具 その2】「HA-302 ペーパーナイフ 連続伝票用フラット」コクヨ


二つ折りになっている紙を、折り目のところでで切り離すなら、このペーパーナイフがオススメです。なんてことのない形のペーパーナイフのように見えるかもしれませんが、握りやすくて適度な切れ味が紙を切り開くのに最適です。


実際に針を外した雑誌を切り開く際には、内側から順に数枚ずつ折り畳んで、その隙間に刃を入れて、ザクザクと切り開いていけば、簡単に切り分けることができます。このペーパーナイフは、とても力が入れやすいということと、刃の切れ味が絶妙です。普通のカッターナイフなどはよく切れるのですが、切れ味が良すぎるがあまりに、折り目からはずれて思わぬ所が切れてしまったりすることがありますが、このペーパーナイフは、切れ味がちょうど良く、二つ折りの山から外れることなく、よく切れます。




【スキャンの助っ人文具 その3】
「Durodex 200DX」 高崎精機
【スキャンの助っ人文具 その3】「Durodex 200DX」 高崎精機


次は少し手強い無線綴じ製本の場合です。雑誌や本など、背の部分が糊でとめてあるスクエアーなタイプの製本です。この製本の書類をバラバラにするには、カッターナイフなどで少しずつ切っていって閉じてある背の部分を切り落とす必要があるのですが、かなりの重労働です。もしこういったものをどんどんスキャンして行きたいという方や、手持ちの書籍などをスキャンして置き場所を減らしたいというような方には一度検討してみていただきたいのが、断裁機です。断裁機は、厚みのある紙の束を一度に切り落とすことができるとてもパワフルで便利な道具なんですが、多くの場合少し大きくて邪魔、そしてやはり刃物ですので取扱には注意が必要です。ですから、少し敷居が高いかなと思われる方も多いと思われますが、大量にある本などをスキャンして片付けていきたいと言う場合には、かなり強力な味方になってくれる道具ですので、今回は私が実際に使っているお気に入りを紹介します。 金属製のゲートの下に、紙を入れて断裁するのですが、厚みが約18mm。コピー用紙で約200枚までの紙であれば、そのまま入れることが可能です。ベース脇にあるスイッチを押すと、断裁位置を示す赤い光のラインが見えるようになっています。



位置が決まったら、安全装置のレバーを倒してハンドルに体重をかけてグググググッと押し下げれば、簡単に切り落とすことができます。こうすることで、無線綴じ製本の資料や書籍なども、簡単にスキャンすることができるようになります。




【まとめ】
文房具と道具を合わせて使いこなすことでScanSnapがさらに便利に
【まとめ】文房具と道具を合わせて使いこなすことでScanSnapがさらに便利に

如何だったでしょうか、ScanSnapと組み合わせると便利な文房具・道具を紹介いたしました。こうした文房具なども合わせて使いこなしていくことで、ScanSnapは、スキャン出来る書類のはばがグッと増えます。どんどんスキャンしてスッキリしましょう。



■この記事を書いたのは:

高畑 正幸

高畑 正幸(たかばたけ・まさゆき)
" 道具使いの名人 "として知られる「文具王」こと高畑正幸氏。Macを使いこなし、また以前からScanSnapに注目していたという文具王に、ScanSnapのクリエイティブな使い方を伺いました。
散逸しがちな情報を効率よく整理・活用する、ベストな方法とは?アナログとデジタルの隙間を埋めて、仕事や生活をもっと便利に楽しくするコツは?
思いつきそうで思いつかない "文具王的・ScanSnap" 活用術を掲載しています。



高畑 正幸

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B-LABO

B-LABO(ビーラボ)
情報整理には道具も大事。文具王 高畑正幸の文具を楽しくする文具研究サイトB-LABO(ビーラボ)では、文具や文具を使った話題、イベント情報が集約されています。文房具の基本から応用まで、商品をあらゆる角度から解説するYouTubeチャンネルにも注目。



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