文具王のScanSnap スーパー活用術4「写真整理編」

 

文具王のScanSnapスーパー活用術
④写真整理編
文具王のScanSnapスーパー活用術
④写真整理編


こんにちは、文具王です。
文具王のScanSnapスーパー活用術、今回のテーマは写真整理です。


スキャナーを購入した人の多くが一度はチャレンジしたくなるのが写真の整理。写真はビジュアルな情報なので、書類以上にデジタル化して画面で見る効果がとても大きいジャンルではあります。しかし、同時に挫折する人が多いジャンルでもあります。そこで今回は、私文具王が実践している写真整理に挫折しないコツについてすこしお話ししたいと思います。


スキャナー製品情報|スキャナーならScanSnap

【写真スキャンのコツ その1】
ドキュメントフィード型のスキャナーを使う。
【写真スキャンのコツ その1】
ドキュメントフィード型のスキャナーを使う。

写真のスキャンといえばフラットベッドタイプのスキャナーもありますが、実際に何十枚という写真をスキャンしていると、多くの人がその手間と時間で挫折します。ドキュメントフィード型のScanSnap iX1600なら、給紙カバーに写真を重ねて置くだけです。たくさんの写真を一度にセットしてワンプッシュであっという間にデジタル化することができます。



ScanSnap iX1600に写真をセットした様子。大切な写真の場合、オプションの「写真キャリアシート」で挟んでスキャンすると、汚れやローラー跡がつく心配がなく、安心です。

※iX1600/iX1400/iX1500専用オプション



ちなみに写真をスキャンするときは、最高画質のエクセレントモードがおすすめです。解像度は600dpi。普段の書類でこのモードを使うと、データが大きくなりすぎたり、スキャンスピードが少し遅くなるなどのデメリットもありますが、写真の場合は、写真そのものが小さいということもありますし、パソコンやテレビの大きな画面で見ることも考えられますから、画質は高めのほうが良いと思います。






ScanSnapに付属のソフト「ScanSnap Home」から、写真のスキャン専用のボタン(プロファイル)を作成できます。画質は「エクセレント」に変更しておくと良いですよ。


※ScanSnap Cloudをご利用の場合、エクセレント画質は非対応です。



【写真スキャンのコツ その2】
紙の状態で頑張って整理しすぎないこと。
【写真スキャンのコツ その2】
紙の状態で頑張って整理しすぎないこと。

これは片付けができる人ほど陥りやすいのですが、まず写真を紙の状態できちんと整理してからスキャンしようとすると、次々と出てくるバラバラの写真を並べ替えたりファイリングするだけで一苦労です。いつまでたってもスキャンの前の整理中ということになりがちです。
スキャンした後でも整理は可能です。ここはまず、思い切ってスキャンしてしまいましょう。



スキャンする前に、完璧に時系列順で並び替えたいところですが、頑張りすぎると進みません。思い切ってスキャンしてしまいましょう。



【写真スキャンのコツ その3】
かたまりごとにフォルダ管理。
【写真スキャンのコツ その3】
かたまりごとにフォルダ管理。

スキャンしたものは、スキャンするかたまりごとに、まとめてフォルダに入れて整理します。たとえば、現像サービスの封筒や簡易アルバムに入っていたら、その写真は同時期に撮影されたものですから、そのままそれをフォルダにしましょう。
撮影日や年度がわかる場合はフォルダ名をその日付にすればあとで探しやすくなりますが、さしあたりスキャンした日の日付でもかまわないと思います。古い写真は、撮影日を思い出せないのが普通です。(たまに日付が焼き込まれた写真もありますが、こういうものが出てきたときはラッキーです。)日付が後でわかった場合は修正してもかまいませんが、案外そのままでも問題は起こりません。


もしなるべく日付を入れておきたいという方は、自分用の年表を作っておくことをおすすめします。エクセルなどで簡単に作ることができますので、西暦と和暦の列の横に自分や家族の年齢、学年、出来事などを書いておくと、思い出しやすくなります。




こういった現像サービスの封筒に写真がまとまって入っていた場合はラッキーです。
ほぼ同じ時期に撮影されたものなので、そのまま1つのフォルダに保存しましょう。



【写真スキャンのコツ その4】
フォルダのまとめはおおざっぱなくくりで行う。
【写真スキャンのコツ その4】
フォルダのまとめはおおざっぱなくくりで行う。

古い写真は自分が撮影したものばかりではありません。たとえば私のおじいちゃんが撮影した写真には、私が見ても、撮影日も、誰が写っているのかもわからないような写真がたくさんあります。わたしはもう、そういう場合はあきらめて、おじいちゃんの名前のフォルダを作って全部その中に入れていますし、自分の写真の場合なら、小学校・中学校・高校、というフォルダを作って、その中にまとめて入れています。この程度でも分類しておけば、例えば法事や同窓会のような場所で見返すならこれでも分類としては十分に機能します。



フォルダ分けのイメージです。ざっくりとしたまとめ方でも、後で見るとき案外困りません。



【写真スキャンのコツ その5】
スキャンしたらみんなで見よう。
【写真スキャンのコツ その5】
スキャンしたらみんなで見よう。

スキャンした写真は積極的に共有したり、テレビに映したりしてみんなで見て楽しみましょう。写真がきちんと整理されているかどうかは、案外スキャンする側がこだわっているほど重要ではないもので、とにかく懐かしい写真が目に入ってくるだけで十分楽しめます。ですから、スキャンした画像は、並び順などを気にせずにそのまま再生でよいと思います。家族や親戚、同級生などが集まる機会があれば、テレビやデジタルフォトフレームなどに入れてぐるぐると再生しているだけで、話題に困らなくなります。



これぞデジタル化の醍醐味。テレビやタブレット、デジタルフォトフレームなどに写真を入れて、皆で楽しみましょう。



【写真スキャンのコツ その6】
保存とバックアップは確実に
【写真スキャンのコツ その6】
保存とバックアップは確実に

そして最後にもうひとつだけ。写真は多くの人にとってとてもたいせつなものです。ですから、スキャンしても元の写真を捨てない人がほとんどだとは思いますが、それでもせっかくスキャンしたデジタルデータを失うのは絶対に避けたいところです。デジタルデータは、ハードディスクの破損などの事故によって突然見れなくなることも少なくありません。ですから、スキャンしたデータは、パソコンとは別の外付けハードディスクなどに保存したり、グーグルフォト・アマゾンプライムフォトなど、クラウドサービスにコピーしておくことをおすすめします。とくに写真系のクラウドサービスを使えば、スマートフォンやタブレットからもアクセスできますから、家族や親戚、友人に見せたり共有したりするのも簡単なのでおすすめです。



バックアップは重要です。最低でも2箇所に、全ての写真データをコピーして保存しておきましょう。



【まとめ】
とにかくこだわりすぎず楽しむこと。
【まとめ】
とにかくこだわりすぎず楽しむこと。

ともかく、写真スキャンして整理するのに挫折しないコツは、整理することそのものに一生懸命こだわりすぎないことです。そしてスキャンした画像をなるべくこまめにみんなで見て楽しむことです。せっかくスキャンした写真も見なければ押し入れの中に入れっぱなしのアルバムと同じです。どんどんスキャンして気軽に見返して楽しんでください。きっとしまい込んでいた思い出が思い出以上の楽しみになるとおもいます。


■この記事を書いたのは:

高畑 正幸

高畑 正幸(たかばたけ・まさゆき)
" 道具使いの名人 "として知られる「文具王」こと高畑正幸氏。Macを使いこなし、また以前からScanSnapに注目していたという文具王に、ScanSnapのクリエイティブな使い方を伺いました。
散逸しがちな情報を効率よく整理・活用する、ベストな方法とは?アナログとデジタルの隙間を埋めて、仕事や生活をもっと便利に楽しくするコツは?
思いつきそうで思いつかない "文具王的・ScanSnap" 活用術を掲載しています。



高畑 正幸

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" 道具使いの名人 "として知られる「文具王」こと高畑正幸氏。Macを使いこなし、また以前からScanSnapに注目していたという文具王に、ScanSnapのクリエイティブな使い方を伺いました。
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B-LABO

B-LABO(ビーラボ)
情報整理には道具も大事。文具王 高畑正幸の文具を楽しくする文具研究サイトB-LABO(ビーラボ)では、文具や文具を使った話題、イベント情報が集約されています。文房具の基本から応用まで、商品をあらゆる角度から解説するYouTubeチャンネルにも注目。



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ScanSnap iX1600

毎分40枚・80面の両面高速読み取りを実現し、簡単操作のタッチパネルを搭載。Wi-Fiの5GHzに対応し、原稿サイズ、色や両面・片面を自動的に判別。 驚くほど簡単、スピーディーに電子化します。


 

ScanSnap iX1400

毎分40枚・80面の両面高速読み取りを実現し、ワンボタンによるシンプル操作を実現。高速起動し、原稿サイズ、色や両面・片面を自動的に判別。 驚くほど簡単、スピーディーに電子化します。


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