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家庭内の書類に、デジタル機器を活用した片づけアイデアをシリーズ6回でお届けしています。
学校の情報は、親子で共有しつつ、次第に子どもが自分で予定を管理出来るようになるといいですね。 2回目は、親子で取り組める学校プリントの片づけ方法をご紹介します。
お子さんに「今日のおたよりは?」と聞いたら、ランドセルの奥からぐちゃぐちゃで出てきた~! なんていう経験はありませんか?
まず、学校プリントを管理するために、お子さんに「学校から帰ってきたらおたよりを出す」という習慣が必要です。 「おたよりは学校からの大切なおしらせ、忘れ物をして困るのは自分自身」と子どもに伝えておきましょう。
低学年のお子さんの場合、細かい分類は必要ありません。おたよりを出せる平たいトレーを用意しましょう。 トレーに出せたらほめてあげて下さいね。
テストを全部保管しているご家庭もあると思います。 お子さんに聞くと「間違えたところは、学校でやり直してきている」という場合もあります。 苦手克服としてやり直したいテストは、「夏休みにまとめてやる」など子どもとよく相談し、保管の目的と期間を決めましょう。 期間を決めておくことで、時期が来たら捨てやすくなり、無闇に紙がたまることを防げます。
自分で身の回りを管理できるようになる中学年頃には、教科別に分けるなど、子どもに自分で管理しやすい方法を決めてもらい、ママ・パパはサポートにまわるようにしましょう。
良い点数のテストは、保管したい「思い出」になります。 おたよりと同じ管理ではなく、思い出として別の場所に保管しましょう。
保護者向けのおたよりは紙で管理するより、スキャンしてデータ化し「スマホにいれて持ち歩く」が便利です。 お迎えの待ち時間や通勤などの、スキマ時間を有効活用できます。
ScanSnap iX100はワイヤレスでお手軽なので、リビングなどでもすぐに取り出して使えます。
私が学校プリントの保存に利用していたのは、スマホのアプリ「Evernote(エバーノート)」です。 Evernoteは、バインダーノートに文書や画像などの情報を貼り付ける感覚で、WEB上に自分のノートを作ることができます。今日は私の使い方をご紹介しますね。
予定表に転記したら、おたよりはスキャンして、Evernoteに保存します。 行事まで確認したい詳細はデータで確認します。家族にシェアする時も、紙よりデータの方が簡単です。
子どもが記事に掲載されているなど、「思い出」としてとっておきたい紙だけを保管。それ以外の紙はデータ化した後処分します。
家庭訪問や個人面談など、いくつか候補日を書いて提出した場合、自分の面談日が決まるまで予定が入れられない・・・というのは困ります。 そこで、提出物に記入したらキリトリ部分を切る前にスキャンしてEvernoteへ。提出部分以外の紙は処分します。
面談日が決まったら、Evernoteに保存したおたよりにリマインダーを設定しておきます。 リマインダー機能とは、あらかじめ、指定した日時にアラームなどで通知してくれるお知らせ機能です。 面談当日の朝は、プリントがお知らせに上がってくるので忘れにくく、教室や時間の確認がすぐできて便利です。 忙しい朝に書類を探す必要なし!
季節の情報など、役に立ちそうで捨てられないのが給食だよりや保健だより。 これらもスキャンしてEvernoteに保存。紙は処分します。
ScanSnapでスキャンした情報は、紙に書かれている文字から検索することができます。 レシピなどもスーパーで「ダイコン」など、具材から検索してレシピが見られたら便利ですね。
緊急手当の方法なども、かかりつけ医の診察券と一緒にデータで保管しておくと、いざという時慌てずにすみます。
その他、子ども向けイベントなど、活用出来そうな情報はスキャンしておけば、LINEなどでお友だちともデータが共有出来て便利ですよ。
ScanSnap iX1500はパワフルで、最大50枚までの紙を一気にスキャンでき、タッチパネルで保存先もワンタッチで選べます。
紙をデジタル化する方法は色々あります。 最近では、スマホのアプリでも、文字による検索ができる文書に変換してくれる便利なアプリもあります。
私がScanSnapをおすすめする理由は、子どもでも使えるほど、操作が簡単だからです。 スマホを持たないお子さんでも、スキャナーのフタをあけて、画面のボタンを押すだけ。 あらかじめ、データの保管先をママ・パパの使っているクラウド(Evernoteなど)に指定しておけば、お仕事中でもスマホにおたよりが届きます。 1台を複数人で共有できるので、家族それぞれの操作ボタンを設定できます。
お子さんが大きくなってきたら、トレーに出す時に「大事なおたよりはスキャンしてママ・パパに送る」をお願いしても良いですね。きっと楽しんでスキャンしてくれると思いますよ。 そして先にも書きましたが、中学生になったら、徐々に自分で予定や情報管理が出来るようにし、ママ・パパはサポートにまわっていくと良いですね。
いかがでしたか?学校の情報は、家族で情報共有した方が便利です。
毎日の学校プリントの管理にもデジタル整理収納を取り入れると、おたより管理の時間も短縮、家族間のコミュニケーションアップに繋がること間違いなしです。
青山 順子(あおやま・じゅんこ) 家庭内の書類整理や写真・子どもの作品をはじめ、個人事業主の書類整理などデジタル化を併用した紙類の整理「おうちプリントダイエット」を推進中。 おうちプリントダイエットとは、おうちプリント=家庭内の書類や古い写真・思い出のモノ、ダイエット=紙を減らして情報や思い出を活かすお片づけ方法です。 ScanSnap の使い方レッスンは、全国どこからでもオンライン対応しています。 整理収納アドバイザー/親・子の片づけマスターインストラクター/EvernoteMaster/ScanSnap プレミアムアンバサダー。
おうちプリントダイエット
本記事は、住まい・暮らしの情報メディア LIMIAに掲載されました。記事は2020年6月19日時点の内容です。
ScanSnap iX1500
毎分30枚・60面の両面高速読み取りを実現。原稿サイズ、色や両面・片面を自動的に判別し、驚くほど簡単、スピーディーに電子化します。
ScanSnap iX100
バッテリー・Wi-Fiを搭載しながら、わずか400gのコンパクトボディ。場所を選ばず原稿を電子化でき、手軽に情報の保管や共有が可能。
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