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"文具王"こと高畑正幸氏に聞くScanSnap徹底活用術


書類の片付けにはScanSnapを最大限に有効活用!スキャンに便利な、サポート道具。

"道具使いの名人"して知られる「文具王」こと高畑正幸氏。Macを使いこなし、また以前からScanSnapに注目していたという文具王が、ScanSnapを最大限有効に活用するために、便利なサポート道具を紹介する。

高畑正幸 たかばたけ・まさゆき
1974年、香川県生まれ。TVチャンピオンで3度優勝し「文具王」の異名を持つ。文房具の企画デザインからマーケティング、執筆、販売など様々な活動を行なっている。また、さまざまな媒体を通して、本当に実践できる便利な仕事術を提案している。




スキャンの一番のボトルネックは"前準備"?


師走といえば、大掃除。紙の片付けに、一年の中でScanSnapが最も活躍する時期の1つがこの年末ですが、改めて身の周りにある書類を見てみると、そのままではスキャンできないものが意外に多いことに気付きます。会議で配布されるコピー資料ですら、端をとじてあるステープラーの針を外さないとスキャンできません。

実際にたくさんの書類をスキャンしてみると、ScanSnapがスキャンしている時間よりも、ステープラーの針を外したり、カッターナイフで切ってバラバラにしたりするのにかかる時間の方がボトルネックとなってしまうケースが意外に多いことに気付きます。結果的には、スキャンにかかる時間は、この前準備の時間も含めての時間になりますし、このひと手間が面倒でスキャンをしなくなってしまうとしたら残念です。ですからこの前準備をいかに速く正確に、そして簡単に行うかが、ポイントになってきます。

そこで今回は、ScanSnapを最大限有効に活用するために便利なサポート道具をご紹介します。


はりトルPRO(サンスター文具製)


手元の書類を見てください。葉書や名刺、一枚モノのチラシはそのままスキャン出来るからOKです。それ以外のものと言えば、まず、カドや端をステープラーで綴じた書類。これは針を外す道具が必要。オススメはサンスター文具の「はりトルPRO」。ハンドルを握ると先端のクチバシ状のツメが開閉するのが特徴。下の三角を針の下に滑り込ませてハンドルを握ると、上から降りてきたツメが針の背中を押して曲げながら紙から抜き取ります。針を曲げながら抜き取るので、紙を傷めにくく、簡単に針を取ることができます。

サンスター文具製、「はりトルPRO」。紙が傷むのを防ぎ ながら、簡単に針を取ることができます。



ペーパーナイフ HA-302(コクヨS&T製)


つぎは折り畳みパンフレットや中綴じ製本の薄いパンフレットなど。これには、前述の針を取る道具の他に、ペーパーナイフも重要なアイテムです。これらに共通しているのは、折り目で切り開くこと。このときはよく切れる普通のカッターナイフはあまり適していません。切れすぎると刃が折り目からずれてしまうことが多く、美しくないばかりか、紙詰まりなどの原因にもなってしまいます。

ペーパーナイフ選びで重要なのは、切れすぎずよく切れる絶妙の切れ味で、表裏の区別のない両刃であること。(片刃のだとやはり折り目をはずれやすい)。ナイフ自体がしっかりしていて力を入れやすいことも大切です。コクヨの「HA-302」は、無駄なくコンパクトでありながらバランスが良く、しっかりしていて扱いやすいのでオススメです。

コクヨS&T製、「ペーパーナイフ HA-302」。絶妙な切れ味 で、かつ両刃のため、バランス良く使いやすいペーパーナイフです。


断裁機 200DX(デューロデックス製)


書籍やノート、カタログなど、分厚い冊子のカットには、少し大袈裟に見えるかもしれませんが、「断裁機 200DX」があればほぼ無敵です。最大18mmの厚さの本まで切れるので、300ページ程度の本なら表紙やカバーごと断裁機に差し込んで、ガイド用ライトの赤いラインを見ながら位置を決めたら、ばっさりと背の部分を切り落とすことができます。また、厚すぎてゲートに入らない書籍も、ゲートの高さの2倍までの厚さであれば、冊子を中央で大きく開いて差し入れれば、半分ずつ2度にわけて断裁できますから、じつはたいていの本は開いて切ることができます。

いかに強力な断裁機といえど、ステープラーの針がついたままの書類を切ってしまうと、刃が欠けてしまいます。前述のはりトルPROなどで注意深く取り除いてください。

デューロデックス製、「断裁機 200DX」。最大18mmの厚さの書籍もカットできる、とても頼れる道具です。


万能M厚(オルファ製)


ハードカバーの書籍の場合は、表紙を取り外してから本文を断裁しますが、表紙を開いた付け根の部分の隙間に刃を入れると、ほとんどの場合はカッターナイフで簡単に取り外すことができます。オススメはオルファの「万能M厚型」。大型カッターと小型カッターの良いところを合わせ持つ、その名の通り万能のカッターナイフです。刃は丈夫な大型カッターに近い厚さでありながら、本体サイズは小型カッター並のコンパクトさなので、手の小さな女性にも手軽に使えるほか、ダンボールなど力がかかるものを切っても刃がしならず安心して切ることができます。

オルファ製、「万能M厚」。刃が丈夫なのにコンパクト。力を入れても、刃がしならず安心です。


コンパクト断裁機 PK-113(プラス製)


前述の断裁機 200DXは、断裁能力が抜群に高いので、書籍などをたくさん断裁するにはオススメですが、もともと業務用の機械なので、自宅に置くには少し大きくて重く、使用には注意が必要です。もし、家族のいる自宅などで使用することを考えるなら、プラスの「コンパクト断裁機 PK-113」がオススメ。一度に断裁できる厚さは約60枚と、200DXより少なくなりますが、一般家庭に置かれることを想定して一から設計されたおそらくはじめての断裁機。丸みを帯びたプラスチック製の外装で、紙を乗せるステージが折り畳み式になっているから、使用しないときの大きさは従来型の約半分程度。従来よりも薄い刃とテコ機構を組み合わせることで、劇的に軽い力で断裁でき、手が入らないガードや扱いやすいハンドルロックなどが装備されたことで、安全面でも優れています。
また、万が一ステープラーの針などにより刃が欠けてしまった場合でも、刃に一切触れずに安全に刃を交換することができるのも安心です。

一度に断裁できる枚数が少ないので、書籍などをスキャンする場合は本文を断裁可能な厚みに分解する必要がありますが、中綴じ製本の雑誌の大半はステープラーの針をはずして広げればそのまま入りますし、書籍や糊で綴じてある分厚い冊子は、前述のカッターナイフなどの刃を、ページとページの間に滑らせていけば簡単に分解することができます。ちなみに、一度に断裁できる60枚という厚みは、ScanSnapの給紙トレーに載せられる量でもあります(注1)から、断裁した束ごとにスキャンしていけば、紙詰まりなどもおきにくく、安心です。

プラス製、「コンパクト断裁機 PK-113」。刃の部分に手が入らないようガードされていて、使わないときはコンパクトに収納できます。

(注1)80g/㎡の紙の場合、原稿搭載枚数は最大50枚です。




さいごに


いろいろとご紹介しましたが。それぞれのタイプの書類にそれぞれの道具が活躍します。特に断裁機などは安くはない道具ですから、導入は簡単ではないかもしれませんが、実際に多くの書類や書籍をスキャンした経験から、せっかくのScanSnapをしっかり活用するためには、その前準備をする道具にも良いものを選ぶ事がとても大きな違いをもたらすことを実感しているので、皆様にもオススメしたいと思ってご紹介させていただきました。これで、スッキリと片付いたお部屋で新年を迎えられるのではないでしょうか。


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