「デジタル」「クラウド」、苦手さんにはまるで呪文か何かのように聞こえるかも?ですが、子育てに忙しいママにこそ使ってほしいデジタルツールをご紹介します。
上手に使って、家事の効率化やスムーズな家庭内の情報管理に役立ててくださいね。
「デジタル」「クラウド」そんな単語を聞くとちょっと敬遠してしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、この連載で登場する便利なスキャナーScanSnapも、相談会などをすると「使いこなせる自信がない」という声を良く耳にします。
でも、スマホがそうであったように、デジタルはこれからの生活をぐんと便利にしてくれるもの。使わないのはもったいない!
デジタルネイティブと言われる世代の子どもたちは、感覚的にスマホやタブレットを操作して、難なく使いこなしていますよね。 そう、“習うより慣れろ!“なんです。スマホが使えるあなたなら大丈夫。
今日はママにこそ知ってほしいデジタルの活用法をお伝えしていきます。
私がデータ化をオススメする、3つのアイテムについて使い方をご紹介します。
①病院の診察券をデータ化してお財布をスリムに
②新年度の提出書類はひな形を保管しておこう
③クレジットカードや免許証など失くすと大変なカード類はデジタルバックアップを
これらは実際に私が日頃やっている方法です。診察券などのカード類は実物が無いと用を成さないことも多いのですが、上手くデジタルと併用することで、リスクを回避したり時短につながったりする場合があります。
特に子育て中のママには、日常の家事以外にこういった紙やカードにまつわる、いわゆる「見えない家事」の負担がのしかかります。
実例を参考に上手くデジタルを活用して、ぜひ少しでも負担を減らしてくださいね。
■子どもの診察券、データで持ち歩こう♪
子どもが小さいうちは、いつ病院にかかっても良いようにと、かかりつけ病院(小児科・耳鼻科・皮膚科など)の診察券と保険証を常に持ち歩いていましたが、おかげでお財布がいつもパンパンの状態でした。
お財布は常にスリムにしておきたい!でもカードを別に持つとなると荷物が増えるし、落としてしまうリスクも増える・・・。
そこで、診察券を子どもごとにデータにして、クラウド保管することに。
保険証さえあれば医療費の支払いで困ることはないですし、診察券に記載のカルテ番号がわかれば病院でもさほどは困らないと思いますので、いざという時のためにデータで持ち歩くと便利です。
また、外出先で病院の電話番号などの情報がすぐにわかるというメリットも有り、データ化することでパパとも情報共有することができます。
また、紙ベースのお薬手帳をお使いの方は、診察券と合わせてデータにしておくと、緊急時にお薬情報を正確に医療機関に把握してもらえるなどメリットがあります。 最近はお薬手帳アプリもあるようです。スマホで一元管理できるとラクですね♪
持ち歩かないカード類は個人ごとにまとめてダブルクリップで束ねて自宅保管しています
■年度初めの提出書類の記入、これでラクラク
保育園や小学校へ毎年度初めに提出する児童調査票などは、勤務先情報など毎年同じ内容なのに、年度ごとに新しい用紙に記入しなければならず、面倒に感じてしまったことはないでしょうか?
我が家では毎年書いたものを提出前にスキャンしてデータ化し、保存しています。
新しい書類が来たら、次回はそれを見ながら書けるのでとてもラクです♪これこそ見えない家事の時短となります。
スマホで写真に撮っておいても良いですが、探すのが大変だったり機種変更などでデータが無くなってしまうこともあるかもしれませんので、 PC内に専用フォルダを作ったり、Evernoteのようなクラウドに保管しておくと安心でしょう。
■クレジットカードなど大事なカードもデータ化しておくと安心です
紛失した時にダメージが大きいクレジットカード・免許証・保険証などは、いざという時のためにデータ化して安全なフォルダに入れておきましょう。
Evernoteなどのクラウドアプリも、スマホ版ではパスワードロックなどセキュリティ対策ができますが、より安全面を考慮したいならオススメはOneDriveです。
OneDriveはMicrosoft社が提供しているオンラインのストレージサービスですが、他のストレージサービス同様にパソコンだけではなくスマホやタブレットでもデータを閲覧することができます。
OneDrive には「個人用Vault」という金庫のようなセキュリティ性の高いフォルダがあり、PC上でもスマホ上でもロックがかかるので、安心してデータを保管できます。
データで保管しておくと、紛失時に即時にカード利用の休止連絡や届け出の対応をすることができます。
クレジットカードは裏面に紛失時の連絡先が載っていることが多いので、両面をデータ化するようにしましょう。
■カードのスキャンにはScanSnap iX100がオススメ
カード類をスキャンするには、スキャナーアプリを使う方法もありますが、スキャナーを使う方が簡単にしかもキレイにデータ化することができます。
ScanSnap iX100は厚みのあるカードもスピーディーに読み込み、保存先も指定できるので、ワンプッシュで読み込みから保存までの一連の操作が可能で、手間がかかりません。
診察券などはお子さまごとに1ファイルにまとめておくと、外出先でも慌てずに探すことができます。
いかがでしたか?
デジタルツールを使うのは、最初はハードルが高く感じるかもしれません。 でも、使っているうちに慣れ、よりご自分の家庭にアレンジした使い方ができるようになるでしょう。
本日ご紹介したスキャナーも、たくさんの用途で活用してみることで、購入したメリットを感じることができると思います。
ぜひ今回の記事やこれまでの記事を参考に、デジタルライフを楽しんでみてください。
竹部 礼子(たけべ・れいこ) 北欧輸入住宅メーカーにて住宅設計・構造設計に15年携わり、約2,000件の住宅の間取りを研究。 自身で設計した28坪の狭小住宅で少ない収納でもスッキリと、家事のラクな暮らしを実践中。 働く母目線での家事動線を考慮した収納アドバイスが得意。 リブラク二級建築士事務所代表/整理収納アドバイザー2級認定講師/住宅収納スペシャリスト認定講師/ScanSnapプレミアムアンバサダー。
リブラク
本記事は、住まい・暮らしの情報メディア LIMIAに掲載されました。記事は2020年9月11日時点の内容です。
ScanSnap iX100
バッテリー・Wi-Fiを搭載しながら、わずか400gのコンパクトボディ。場所を選ばず原稿を電子化でき、手軽に情報の保管や共有が可能。
※ 著作権の対象となっている新聞、雑誌、書籍等の著作物は、個人的または家庭内、その他これらに準ずる限られた範囲内で使用することを目的とする場合を除き、権利者に無断でスキャンすることは法律で禁じられています。また、スキャンして取り込んだデータは、私的使用の範囲でしかご使用になれません。
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