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S500 事例 9

[下記リンク]  導入のきっかけ |  利用環境と利用法 |  導入結果とメリット 

授業や学校事務に関わる紙文書を手軽に電子化することで、保管コストや無用な印刷を削減できると学校現場で好評なのが、ADF(オートドキュメントフィーダ)方式のコンパクト両面カラースキャナ『ScanSnap S500』だ。
そこで今回、授業やホームページの更新に『ScanSnap』を巧みに使いこなす山形県寒河江市立南部小学校の鈴木伸治教諭に、その魅力を語ってもらった。

多種多様な学校コンテンツを『ScanSnap』で簡単PDF化、保護者に信頼されるホームページを目指す
~ 立体的な授業も思いのまま実現できます ~

【お名前】 鈴木 伸治 様

【学校名】 山形県寒河江市立南部小学校

【ホームページ】 http://academic3.plala.or.jp/nanbu/

南部小学校(安食 洋一校長/児童数347人)のある寒河江市は、山形県のほぼ中央に位置し、東に蔵王、西に月山、朝日連峰、北に葉山を望み、「五月雨を集めて早し」で有名な芭蕉の句にも詠われた最上川を懐に抱く美しい町。
また日本一のさくらんぼの里として全国に知られている。


導入のきっかけ

子どもたちの体温が伝わるホームページ

恵まれた環境にある同校で6年を担当する鈴木伸治教諭は、PushCornというWebサイトを自動生成するツールを使って、ほぼ毎日更新するホームページづくりに取り組んでいる。 そこでは学校での日々の様子はもとより、学習活動の経過や成果等がたくさんの色鮮やかな写真とともに紹介されており、子どもたちの生き生きとした表情が伝わる楽しいホームページになっている。 こうしたホームページの更新に今や欠かせなくなっているのが『ScanSnap』だと鈴木教諭は指摘する。

「『ScanSnap』の良さは、原稿をセットしてスキャンボタンをワンプッシュすれば、後はサクサクと読み込んでくれる操作性と抜群の読み取りスピードに尽きます」。
そう語る鈴木教諭が『ScanSnap』を利用し始めたのは約2年前から。最近になって最新モデルである『S500』を導入した。
『ScanSnap』はPDFファイルおよびJPEGファイルを一覧表示し、整理できるアプリケーション「ScanSnap Organizer」を同梱している。
「ScanSnap Organizer」では『ScanSnap』で読み取った画像がファイルを開かずに閲覧できたり、目的別にフォルダを作成してファイル整理をすることができる。 さらに複数ページのPDFファイルは、サムネイル表示上でページをめくって確認することができるので、資料を探す手間が省け、利用したいファイルを素早く閲覧できる。
もちろん、従来機に比べて基本的な機能もアップしている。 すべての読み取りモードにおいて20%読み取り速度が向上したことや、色文字や白ヌキ文字も認識する業界トップの高精度文書検索を可能とするカラー文書認識技術を搭載し、OCR認識率を大幅に高めるなど、さらに使い勝手が向上した。

利用環境と利用法

テスト問題をPDFで公開

現在、鈴木教諭による『ScanSnap』の主な活用用途

  1. ホームページでの活用=紙文書をPDF化してアップ、全校テスト(本校オリジナルの月例テスト)をPDF化してアップ。
  2. 日々の学習での活用

1つ目の「ホームページでの活用」は、学校紹介、地区紹介、安全情報、月予定、校内研究、各種案内・配布物、子どもたちの学習成果などを『ScanSnap』でPDF化して公開している。
「手間なくPDF化できるので、コンスタントに更新できる」と最も評価するところだ。確かにホームページを見ると、PDF化された資料が驚くほど膨大にアップされている。つまり、授業や忙しい校務の中で毎日更新するためには、こうして簡単にデジタル化できるツールが不可欠なのだ。
その中で興味深かったのは、オリジナルの全校テストの問題を学年ごとにPDF化して公開していることだ。
「こうしてアップしておけば補習にも使えるし、家庭で好きなときに印刷して問題を解くことができると、保護者にも好評です」と鈴木教諭。日頃、子どもたちがどんな問題に取り組んでいるかひと目で分かる、蓄積していけば次年度以降も継続して活用できるなどのメリットがある。現在アップされているのは国語と算数だけだが、「今後は他の教科も追加していきたい」と抱負を語る。


↑公開している全校テストのPDF見本

『ScanSnap』で立体的な授業を演出

2つ目の「日々の学習での活用」は、授業の中での『ScanSnap』の活用だ。
主に国語、算数、図工などの授業において、『ScanSnap』で取り込んだ画像をプロジェクターで投影して活用しているという。その際、『ScanSnap』は普段置いている職員室から教室に持ち運んでいるが、「コンパクトなので全く苦にならない」とのこと。

では、実際にはどんな素材をスキャンして活用しているのか、鈴木教諭に聞いた。
「これは図工の時間に子どもたちがお互いの顔を素描したものを『ScanSnap』でJPEG化したものです。どこが似ているかその場で見せ合ったり、制作過程で良く描けている作品を映して、子どもたちの参考になるよう指導することにも使えます」と鈴木教諭。


児童が描いた似顔絵↑も、「ScanSnap」でJPEG化して活用

算数の授業では、課題が早く解けた児童に自分で類似問題を作らせて、それを『ScanSnap』で取り込んで出力、宿題にすることもあるという。

このように授業のポイントを従来の口頭だけでなく、すぐにスキャンしてクラス全体で共有することにより、子どもたちの学習意欲の向上や創造性を高めることにも結びつくのだろう。「『ScanSnap』なら授業の合間でもすばやくPDF化できるので、立体的な授業も思いのまま実現できます。こうして作成したデータを学級だよりなどにもすぐ反映できるので重宝していますね」。

導入結果とメリット

また、『ScanSnap』では、名刺からA4サイズまで、サイズの異なる原稿を自動的に検出する「自動サイズ検出機能」を搭載している。 さまざまなサイズや形態の紙文書を扱う学校現場においては、スキャンする度にサイズを設定する手間を省くことができ便利な機能といえる。 特に回覧文書や授業資料などの紙文書は放っておくと膨大になるため、気づいたときにPDF化する習慣を持つことで、整理・保管がスムーズになると指摘する。
これまでの話を聞いて、鈴木教諭にとって、授業に、ホームページに、多彩に活用できる『ScanSnap』が欠かせないパートナーになっていることがよく分かった。

最後に、そんな同教諭らしい注文をひとつ挙げてくれた。
「学校では児童が切り抜いた絵や資料を紙に貼り付けて完成する成果物も多いんです。できれば、そんな厚い紙も読み取れるようになると、さらに使い勝手が広がると思います」。
バージョンアップごとに進化を遂げる『ScanSnap』ならば、それも近い将来可能になるに違いない。


学校評価の理想的なモデルケース

現在、全国の学校では、保護者や地域に信頼される学校づくりに向けて、「学校評価(自己点検・評価)」の実施と結果の公表が努力義務化されている。 学校評価が必要になった背景には、最近の規制緩和や改革方策の結果もたらされた学校の多様化にともない、それぞれの学校がどんな方法で教育を行い、どんな結果になったかということを情報として関係者に提供する必要が強くなったからだ。 そしてその際には、なるべく分かりやすい形で情報を提示することが重要である。 同校のホームページは、まさにそんな理想的な情報公開のモデルといっても良いだろう。
写真やPDFで誰でも閲覧できる仕組み、またそれを『ScanSnap』で簡便かつリアルタイムに更新できる仕組み、双方が伴っていればこそ、保護者の信頼に応える情報が提供できるのだ。


- 「学習情報研究」 2006年9月号より -