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fi-5110EOX3 事例 4

[下記リンク]  導入のきっかけ |  利用環境と利用法 |  導入結果とメリット 

ピーチュル:田中氏デザインによる同市の鳥である雲雀をモチーフにしたキャクラーは、親しみやすいセンターになるようにと願いがこめられている。IT化の進展に伴い、事務の効率化や保管コストの削減を実現する電子ファイリングの必要性が指摘されている。 こうした中、一般企業はもとより、行政機関や教育現場で導入が活発化しているのが、紙文書をワンプッシュの簡単操作で効率的に電子化するADF(オートドキュメントフィーダ)方式のコンパクト両面カラースキャナ『ScanSnap』だ。 そこで今回、新モデルを導入した相模原市立総合学習センターの田中宏明(たなか・ひろあき)指導主事に、話を伺った。

情報化が進む、これからの教室に1台は揃えたい
~ 『ScanSnap』の良さは体験してみないと実感できない ~

【お名前】
田中 宏明 様(指導主事)

【学校名】
相模原市立総合学習センター

【ご紹介】
学習情報班 相模原市の中学校社会科教論、神奈川県立総合教育センター・総合企画課勤務を経て、平成17年4月より現職。


職員室のネットワーク化を促進

相模原市立総合学習センター(神奈川県相模原市)は、相模野のおもかげを残すみどり美しい景観の中、市民の学習の支援、学校教育及び社会教育の支援を総合的に行い、生涯学習社会の実現を図ることを目的に平成13年4月に開所した。 「私たち学習情報班は、相模原市内の小中学校(小55校・中27校)における情報教育全般を担当する部署として、主に学校ホームページの支援や夏休みを中心に教職員のコンピュータ研修を行っています。 今年は特に学校ホームページについて、強力にサポートしていきます」と、田中指導主事は熱を込める。
コンピュータ教室の整備は全国でも先駆者的だった相模原市だが、校内LANの整備については遅れている。 しかし、今年から職員室にグループウェアを導入し、ネットワーク環境を構築していく予定だという。
「教員がある程度ネットワークを駆使できるようになってから校内LANを整備していきたいと考えています。 そこで、現在私の方は校内LANの構築や運用についての研究を行っており、"校内LANになるとこんな授業ができるよ" "こんなに便利になるよ"、ということが先生方に分かりやすく伝わるビデオづくりに励んでいるところです」。

導入のきっかけ

デジタル・ポートフォリオづくりに最適

では、そんな指導主事に『ScanSnap』はどのように映ったのだろうか。 「『ScanSnap』の存在は、恩師である大学教授から、"便利なツールが出たよ"、と耳にしていたんです。それで、実際に導入してみると、まさにその言葉どおりというのが第一印象ですね」。 田中指導主事の指摘によれば、『ScanSnap』の良さは体験してみないと実感できないという。
まず、特別な設定をしなくてもワンプッシュで実行できる優れた操作性、そして何よりも毎分15枚の抜群の読み取りスピードなど、紙文書を誰でも簡単に電子化できる工夫が凝らされていると指摘する。

次に、同指導主事が「いちばんトライしてみたい」として挙げたのが、電子ファイリングとしての活用だ。
「以前、デジタル・ポートフォリオの研究をしていたのですが、そこでの課題は日常的にファイリングするには負担が大きいことでした。いくら教育に有益だと分かってはいても、それが先生方に二の足を踏ませていたんです」。 デシタル・ポートフォリオの作業手順としては、授業でプリント学習を行った上で、児童の成果について教師がコメントを入れる。 次の時間も児童が理解したところまで、同じ作業を繰り返すというカタチをとる。
「『ScanSnap』を使えば、ポートフォリオの過程も手間なくファイリングすることが可能なので、私が教師だったら、ぜひ学校の教室に1台は揃えておきたいツールですね」。

利用環境と利用法

学習の経過を閲覧できる『楽2ライブラリ』

さらに、同指導主事は、学校現場への具体的な導入方法についてアドバイスしてくれた。
「できれば、連携アプリケーションソフト『楽2ライブラリ』も併せて導入すると、検索が容易になるし、読み取ったファイルがぱらぱらと本をめくるように閲覧できるので、即時に子どもと一緒に確認することもできる。 また、教師が個々の学習達成度を評価するときや、子どもの学習の振り返りという意味でも、確実なアドバイスができると思いますね」。
『楽2ライブラリ』は、PFUが開発・販売する『ScanSnap』と合わせて使うと、読み取り後のファイル整理に役立つライブラリーソフト。 「学習の経過を見られるというのは、子どもがどこでまで理解できて、どこで躓いたのかがよく分かるというメリットがあります。 たとえば、ある児童が分数の計算が苦手だったとして、これを使って指導すれば、"ここまでしかできなかったのが、振り返りをしたらここまで理解できるようになった"というふうに、児童に具体的に褒めてあげることもできるわけですね。 大げさにいえば、"学習評価の革命"といってもいい」。

アンケート集計のデータ化に威力

実は、同指導主事がもうひとつ使いたいと思っていることに学校評価アンケートがある。 県の総合教育センターで、マークシート方式で取ったアンケートをCSVファイルに吐き出して集計結果を出すプログラムを開発した。
これを学校評価アンケートの集計にも利用したい意向だ。しかし、その際には膨大なアンケートをデータ化する作業が必要になる。 つまり、その部分に『ScanSnap』を充当したいと考えているのだ。
「これからの時代は、学校教育を学校内で完結するのではなく、地域や保護者との連携が不可欠です。 そして、そのためにはどんな教育を行っているかを公開する必要も出てきており、学校自体の評価が問われるケースも多くなってくるでしょう。 そのとき、学校を評価する基準としてアンケート結果が問われることになると思いますが、その際には集計作業にかかる時間を極力減らし、分析や対策に時間を注ぎたいですから」。
学校が外に開かれれば開かれるほど、世間の注目は高まってくる。そこには自ずと個々の学校の評価という問題も浮かんでくるだろう。 こうした時、さまざまな意見を集約し、的確に応えていくための仕組みが問われるというわけだ。

導入結果とメリット

使用してみた結果

「いまのところ公文書の通知は紙ベースが主流ですが、今後は職員室にグループウェアが入ってきますので、将来的にはすべて電子化されていくでしょう。 そうなれば、このような電子データの証明力を高める機能も必要になってくると思います。当センターの中にも、これを使えると便利になると話す職員も多いですね」。

最後に、『ScanSnap』のようなユーティリティツールが学校現場に普及するためのポイントを聞いた。
「学校の情報活用を日常的にするためにはハードルを低くすることが必要ですが、実はハードルは低いけれど奥行きがすごくあるということが重要です。 まさに『ScanSnap』は、そうした活用のハードルを低くしてくれるツールであり、さまざまな用途に応えられる機能を備えている製品だと思いますね」。
インフラが整備され、各教科におけるITの利活用が課題とされる今日、アナログからデジタルへの橋渡しをする『ScanSnap』のこれからの活用に期待したい。


- 「学習情報研究」 2005年7月号より -