事例 1 |
事例 2 |
事例 3 |
事例 4 |
事例 5 |
事例 6 |
事例 7 |
事例 8 |
事例 9 |
事例 10 |
事例 11 |
事例 12 |
事例 13 |
事例 14 |
事例 15 |
授業や校務処理等で手軽に活用できるスキャナとして、学校現場でのニーズが高まっている。 そこで今回、授業にITを積極的に取り入れている佐和伸明教諭に話を伺った。

【お名前】 佐和 伸明 様
【学校名】 千葉県柏市立旭東小学校
【業務内容】
千葉県・柏市立旭東小学校教論。
文部科学省・基盤政策課「ITを活用した科学技術学習支援事業」普及促進分科会委員、携帯活用プロジェクト研究メンバー、「D-project(デジタル表現研究会)」コアメンバー等、情報教育に関するプロジェクトに多数参加。
佐和教諭が担任の4年1組の教室に入ると、PCはもとより、プロジェクタ、プリンタと多様な情報機器が配備されていることに驚く。
「いろいろな情報教育プロジェクトに参加しているので・・・」と謙遜するが、まさに文部科学省が目指す新学習空間を一足早く体現している教室だ。
それでも壁には手づくりのポスターや学習成果物が所狭しと貼られ、IT教室という堅苦しい感じはなく、教室に自然と溶けこんでいる様子。
これは日常的に情報機器を活用している証だろう。そんな中、「ScanSnap」は、デスクトップPCの横に設置されていた。
「まず、読み取りの速さが抜群。しかも操作が簡単で、一度に50枚まで差し込みができ、両面を一挙に読み取る。
それに、名前を付けなくてもファイル名に自動的に時間が表記されるのも手間が省けて良いですね」と、印象を語る。
「私のクラスではデジカメで撮影した画像に自分の思いやアイデアを書き加え、アニメーションにするという表現方法に取り組んでいます。
毎回の活動の内容やその時の気持ちをデジタルワークカードに記録し、蓄積していく方法をとって、自己評価できるように配慮しています。
その作業に「ScanSnap」を使えば、速く簡単にPDF化できて大変便利ですね」。
さらに、このようなデジタル・ポートフォリオ作りを通して、多くの友達と相互評価を行うことにより、励みになることはもちろん、自分の活動を見つめ直すことを期待しているという。
「これくらいのデジタル表現でも、児童が実際に作るのには結構時間が掛かるものです。
そんな時、手書きで作ったものをスキャナで取り込めば、一人ひとりの自由な表現力がもっと活かされると思います。
たとえばこれは、子どもたちがA4の紙にまとめた学級新聞です。クラスで起きた出来事などを定期的に新聞にしていますが、ご覧のように全部手書きですよね。
それをまず「ScanSnap」でスキャニングしてPCに取り込みます。そして大判プリンタで拡大プリントすれば、ホラ、立派な学級新聞に早変わりですよ」
佐和教諭が指差した先には、A1サイズのポスターが壁に貼ってあった。なるほど、見比べると確かに先ほどのA4の紙を拡大したものだが、迫力が全く違う。
子どもたちにとっても、小さな紙に描いたものがこんな大きな学級新聞に生まれ変わることで、より一層作る楽しさを知ったり、表現する意欲が生まれるにちがいない。
「解像度が高いので、これだけ拡大しても、文字や色彩も忠実に再現できますね」と、同教諭も満足気だ。
「総合的な学習の時間」等の成果発表をポスターセッションで行うケースの多い最近の学校現場にとって、こうした発表資料づくりを効率・効果的に演出するツールとして利用価値がありそうだ。
「ScanSnap」は、授業以外にも校務処理や学校事務での活用も期待できるという。
現在、旭東小学校では教職員の情報の共有化として、日報などを共有ファイル上で閲覧できる仕組みを持っている。
「これは個人的な意見ですが、教師間に回覧する案内文書などは、すべて「ScanSnap」でPDF化して共有ファイルに取り込んでおきたいですね。
そうすれば回覧が回ってきたときにはすでに事が終わっているなんてことは無くなります。それに保護者への連絡文書なども、紙で手渡すと、どうしても渡し忘れを生じがちです。
ですから、併せてホームページ上にPDFで載せておくと連絡ミスを防げるんじゃないでしょうか。また、学校事務の書類管理にも重宝すると思います。
年間を通すとかなり膨大な量になり、現在は種別毎にファイリングしていますが、これなども簡単にPDF化して保存しておけば、いざという時に検索しやすくて便利ですね」。
校務文書には、学校独自の書式や手書き書類も多い。煩雑な事務作業の中で、その都度データ化するのは容易ではない。
何より使い勝手が要求される現場で、ボタンひとつでPDF化できる「ScanSnap」なら、学校事務の省力化に威力を発揮しそうだ。
- 「日本教育新聞」 2004年5月28日号より -